マウス
【生態】
本来は夜行性だが、ペットとして飼育されているものは日中でも起きていることもある。
基本的に群れで暮らすが、雄同士はケンカをするものも多く、傷をつけられたりひどいときには殺されてしまうこともある。雄同士でも仲良くできるコミュニティーもあるが、基本的に雄同士は一緒に飼育しない方が安心。
雌は複数でも飼育可能な個体が多い。
→詳細はコチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます「1.マウスの生態(概要、体重、寿命、性別判定)」)
【ケージ】
ハムスターよりも隙間から脱走するのが得意で、同じくハムスターよりも運動神経がよくジャンプも得意。
ハムスター用のケージの中でも網目の細かいものならばマウスに使用できるものもある。
水槽に金網の蓋をして飼育することもできるが、意外と力もあるので上に重石を置くなど脱走注意。
プラスチックケースも利用できるが、上部のメッシュ部分を食い破って脱走することも多々ある。
餌や水が乏しくなると脱走欲をあおるので、常に不断給餌を心がけるとよい。
→詳細はコチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます「2.マウスに向くケージとは(メリットデメリット、置場所)」)
【餌】
本来草食性の強い雑食だが、共食いも頻繁にし、動物性タンパク質もかなり好む。
実験動物用のペレットは餌としての選択肢のひとつだが、それだけだと貧弱な体(脂肪ばかりついて骨格に似合わずぶくぶく太ることを含む)になってしまうものもいる。
骨と脂肪のバランスのとれた体を作るためにはハムスターフードのみや実験動物用ペレットのみの飼育では足りないが、間違った餌を与えるよりはそれらを与えるのも仕方のないことかと思われる。
水は体のわりに相当量を飲むので、ボトルなどを利用して常に新鮮で綺麗な水が飲めるようにしておくことが大切。
カラーによっては遺伝的に肥満をおこすものもいる。
→詳細はコチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます「3.マウスの餌を考える(実験動物用ペレット、市販品、メリットデメリット、与えてはいけないもの )」)
【世話】
餌と水を常に摂取できるようにしておくこと。
餌入れは中に排泄されることが多いので、濡れているようなら中身を捨てて洗ってから使うこと。
副食として野菜などを与えてもよい。
水はボトルに入れて与えるのがよいが、ボトルの口がつまることがあるので注意すること。
床には床材として紙などをひく。ウッドチップはアレルギーの原因になりがちなのでさけた方がよい。牧草は吸水性が乏しいので他の床材と組み合わせて使う。ペットシートはビニール部分があるので使用しない。
掃除はトイレとして使用しているところは多目に、それ以外の全体掃除も週に一度くらいはこころがけたい。マウスはハムスターに比べてにおいがキツい(特に雄)。
ハウスを入れる場合は中でおしっこをする可能性を念頭にいれて選ぶこと。つまりは、木製のものなど洗うことのできないものは使い捨てと考えるべき。
ティッシュの箱やトイレットペーパーの芯を使い捨てするのも便利でよい。
布製品は死亡事故の原因となるので使ってはならない。ハンモックなどはもってのほか。綺麗だから、フカフカだから、この繊維ならほぐれても糸状にならないからといって布をケージに入れることが流行っている昨今であるが、それはネズミのみならず小動物には危険であり、人で言えばピアノ線を張り巡らせた中で生活しているようなものなので、とにかく布はケージにいれない、近づけない。
回し車も事故の原因になりがちなのでおすすめできないが、見ている範囲内で使い、監視していないときは取り除くのであれば使っても構わない。
肥満は運動量ではなく、摂取している食べ物に起因する。もしくは遺伝的に肥満する遺伝子を持つマウスだと、なにをどうしたところで著しい肥満を起こす。
→詳細はコチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます 「4.マウスの日常の世話1(餌や水の与え方、床材の選び方) 」
「5.マウスの日常の世話2(巣と巣材、掃除、用品選びや飼育の注意点) 」 )
【コミュニケーション】
マウスはそれほど触られることを好まないが、かといって過度なスキンシップでもなければ触ることも可能である。むしろ手を入れると飛び乗ってきて肩までくるような人懐っこい行動をみせるものも多い。特にアンゴラやロングは穏やかな個体が多い。
マウスを手に乗せたり移動するときには最初に尾をつかむとよい。いきなり体をつかむと驚いてかむこともある(尾をつかんでも触られるのが苦手なマウスはクルリと回ってきて、噛む)。
ブラッシングや風呂は不要。毛質に関わらず不要。
爪切り、耳掃除なども不要。
→詳細は コチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます「 6.マウスとの触れ合い(コミュニケーション、グルーミング) 」)
【繁殖】
生後二ヶ月から三ヶ月ほどで繁殖可能になる。
繁殖させるなら雌は早めに子供を生ませた方がよく、逆に一年近くたった雌に初産をさせるのは避けたい。人でも高齢になってからの初産は問題が起きやすい。
子食いや共食いがマウスではよくみられる。複数で一緒に子育てするが、心配であれば妊娠雌のみを別のケージに入れて出産子育てさせてもよい。
一度に10匹以上産むことがあり、後追い妊娠をすることもあるので繁殖はよく考えて行うことが望まれる。
→詳細はコチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます 「 7.マウスの繁殖のコツと注意点1(性成熟と妊娠期間等、ペアリング) 」
「 8.マウスの繁殖のコツと注意点2(出産と子育て、離乳、注意点) 」)
【病気】
心配なことがあれば獣医さん。まずこれが基本である。
ただ、我々も紙で指を切ったり、少々の頭痛が始まったところで、すぐさま医者にかかる人はまれであろう。ここにいくつか、よくおこりうるトラブルをあげてみる。獣医師によってはほぼ犬猫専門の方もおり、あらかじめ小動物に強い獣医師を探しておくとよい。shippobankではあらゆる動物を診ることのできる獣医師を紹介しているので、心配なことがあったらたずねていただきたい。
猫や犬、鳥などから外部寄生虫がうつることがあり、獣医さんにいけば薬がもらえられる。皮膚の異常は感染症やアレルギーが原因のこともある。
くしゃみをする場合は、床材のアレルギーが一番に疑われる。アレルギーで脱毛することもあり、床材を別のものにかえるのが対処法である。他にも強い臭いのアロマオイルやお香でくしゃみをおこすものもいる。
風邪のような症状のひとつとしてくしゃみがおこることもあり、この場合は獣医さんで薬がもらうとよい。
細菌などの感染による下痢をおこすこともある。こちらも獣医さんで薬がもらえる。
雄が複数いる場合は痩せてきたり、怪我をするものもいる。その場合はいじめられている可能性があるのでケージを分けた方がよい。
生後一年ほどすると白内障や腫瘍ができるものも多々いる。手術は小さなネズミの体にとっては多大な負担となるので、より良い老後に向かってよく考えることが大切だ。
→詳細は コチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます「 9.マウスの病気(よくある症状、加齢と寿命、埋葬)」)
【品種】
マウスには数多くの突然変異があり、色々な名前がつけられている。
大概ハツカネズミというと、白くて目が赤く毛の短いもの想像する人が多い。こういった見た目を呈するのはアルビノと呼ばれる突然変異がほとんどだ。実験動物としても有名なこちらが一般的になりすぎて、野生色であるアグーチの影は薄い。
本来のマウスは、短毛+アグーチで、他の色や毛質の変異を何も持たない。アグーチというのは茶系の色で、よく見ると一本の毛が美しい多層の色構成を成している。
この短毛のアグーチから色々な突然変異が生まれた。自然に発生したものもあれば、実験室で意図的に産み出されたものもある。
shippobankではマウスの飼育がペット目的のために外見的な変異を起こしているものを扱っているが、世の中の研究室には生化学的な研究を目的とした内面的な変異を起こしているマウスも多い。
マウスなくしては我々人類は今のような医療を受けたり多数の薬品や化粧品などを使えるようにならなかったことだろう。
→詳細は コチラのリンクより。(Bloggerのshippobankページが開きます「 10.マウスの品種と特徴(毛質、色、柄、その他)」)
飼育方法:パンダマウス
パンダマ
【生態】
ペットでは珍しい、日本原産の動物。
いわゆるマウスとは亜種関係にあるとされている。しかし、体のサイズや性質など異なるため、一緒に飼育するのはおすすめできない。パンダマウスはマウスに比べてずっと小振りである。
本来は夜行性だが、ペットとして飼育されているものは日中でも起きていることもある。
基本的に群れで暮らすが、雄同士はケンカをして傷をつけられるもの、ひどいときには殺されてしまうこともある。雄同士でも仲良くできるコミュニティーもあるが、基本的に雄同士は一緒に飼育しない方が安心だ。
雌は複数でも飼育可能な個体が多い。
【ケージ】
マウスよりもなお一層隙間から脱走するのが得意で、相当網目の細かいものでないとパンダマウスに使用できない。
水槽に金網の蓋をして飼育することもできる。
プラスチックケースも利用できるが、上部のメッシュ部分を食い破って脱走することも多々ある。
餌や水が乏しくなると脱走欲をあおるので、常に不断給餌を心がけるとよい。
【餌】
本来草食性の強い雑食だが、共食いも頻繁にし、動物性タンパク質もかなり好む。
実験動物用のペレットでもよいが、シードミックスの方が好まれることかと思われる。
水は体のわりに相当量を飲むので、ボトルなどを利用して常に新鮮で綺麗な水が飲めるようにしておくことが大切。ボトルは口の部分に球が入っているタイプだとうまく飲めないこともあるので、球が軽いものか、ないものを選ぶとよい。
【世話】
餌と水を常に摂取できるようにしておくこと。
餌入れは中に排泄されることが多いので、濡れているようなら中身を捨てて洗ってから使うこと。
副食として野菜などを与えてもよいが、体が小さいので与えすぎもよろしくない。食べきる程度の量がよい。水分を野菜で与えるときはこの限りではない。
床には床材として紙などをひく。ウッドチップはアレルギーの原因になりがちなのでさけた方がよい。牧草は吸水性が乏しいので他の床材と組み合わせて使う。ペットシートはビニール部分があるので使用しない。
掃除はトイレとして使用しているところは多目に、それ以外の全体掃除も週に一度くらいはこころがけたい。パンダマウスもマウス同様、においがキツい(特に雄)。
ハウスを入れる場合は中でおしっこをする可能性を念頭にいれて選ぶこと。つまりは、木製のものなど洗うことのできないものは使い捨てと考えるべき。
トイレットペーパーの芯を使い捨てするのも便利でよい。
布製品は死亡事故の原因となるので使ってはならない。ハンモックなどはもってのほか。綺麗だから、フカフカだから、この繊維ならほぐれても糸状にならないからといって布をケージに入れることが流行っている昨今であるが、それはネズミのみならず小動物には危険であり、人で言えばピアノ線を張り巡らせた中で生活しているようなものなので、とにかく布はケージにいれない、近づけない。
回し車も事故の原因になりがちなのでおすすめできないが、見ている範囲内で使い、監視していないときは取り除くのであれば使っても構わない。
そもそもあまり活発に動き回る生き物ではないので、ケージ内にごちゃごちゃ入れるよりは、シンプルで衛生を保ちやすいレイアウトにしたほうがよいのではないかと思われる。
床材を厚く敷くと中を潜って移動したりする姿が楽しめる。
【コミュニケーション】
パンダマウスはそれほど触られることを好まないが、かといって過度なスキンシップでもなければ触ることも可能である。少なくとも多くのマウスよりは手の中でおとなしくしている。
尾でも体でも、好きなように持つことができる。噛まれるのはまれである。
ブラッシングや風呂は不要。毛質に関わらず不要。
爪切り、耳掃除なども不要。
【繁殖】
生後二ヶ月から三ヶ月ほどで繁殖可能になる。
繁殖させるなら雌は早めに子供を生ませた方がよく、逆に一年近くたった雌に初産をさせるのは避けたい。人でも高齢になってからの初産は問題が起きやすい。
子食いや共食いがパンダマウスではよくみられる。複数で一緒に子育てするが、心配であれば妊娠雌のみを別のケージに入れて出産子育てさせてもよい。
産子数はマウスに比べて少なく、4-5匹程度が普通。
【病気】
マウスの項を参照いただきたい。